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【人生の扉を開く・・・就活Q&A】憧れ職業って、追いかけるべき?(2018/02/15)


〇自己分析と憧れ職業

 前回の就活Q&Aでは自己分析について述べました。自己分析を行った結果、学生さんの中には自分の好きなことを仕事にしたいと、プロのスポーツマンやミュージシャン、新聞記者やテレビ局のアナウンサーなどを志望する人がいるかと思います。

 格好いい仕事で、ステータスが高く、待遇も良い、これら人気がある職業のことを私は「憧れ職業」と呼んでいます。

〇憧れ職業は、追いかけるべき?

 憧れ職業は人気が高いだけに、その職に就ける人の割合は希望者に対して非常に低いです。そのため、憧れ職業に就くことを本当に望んで良いのか、憧れ職業をいつまで追いかけたら良いのか、迷う人もいるでしょう。

 「憧れ職業を追いかけて良いですか?」と学生さんに相談されたとき、私は「本当にその仕事をしたいなら、自分にその仕事をする能力があると思うなら、一所懸命追いかけたら良い」と答えています。

 その理由は、夢があるのにそれに向かって挑戦しないのは後で悔いが残るからです。また、人間にとって自分の能力を花開かせ活躍することはとても嬉しいことだからです。さらにあえて難しい一言を付け加えれば、「能力開花は自分という人間を大切にする」という人間尊重・人権尊重の考えに通じるからです。

〇憧れ職業を追いかける時に大切なこと

 憧れ職業に就くのは非常に狭き門です。そのため、憧れ職業を追いかけようとする人は次の3点をチェックしてみてください。3点のどれもがしっかりクリアされていないと憧れ職業に就くこと、夢の実現は難しいです。

①夢の内容は明確で具体的ですか?
 夢が単にその職業に就きたいなぁという程度ではダメです。夢の内容をできるだけハッキリさせ、細かい点まで具体的にすることが必要です。

②夢実現のために多大な努力をしていますか?
 憧れ職業に関係する事柄の練習や勉強、その他の取り組みなど、これまでの年月どの程度努力してきたのかです。

③その分野で自分の能力は客観的に見て他の人より優れていますか?
 スポーツや音楽関係なら全国や地区の大会などで、他の仕事であればその分野での権威あるイベントなどで、入賞したり高い評価を受けたりしているかです。

〇憧れ職業を諦めることも必要

 夢に向かって挑戦することは良いことですが、夢の実現はかなり難しいです。そのため、憧れ職業の就活をしている学生さんや第二新卒さん、そして社会人の皆さんに実施してほしいのが「ロードマップ」(行程表)による就活管理です。これは、期限とか、年齢とか、イベントとかの区切りをあらかじめ設けておいて、そこまでに〇〇(入賞など具体的な目標)が実現しない場合は憧れ職業の追いかけを止めるというものです。

 いつまでも夢に執着していることは不幸せをもたらす場合もありますから、諦めることも必要です。現実的な就活に舵を切ってください。

 なお、憧れ職業の諦め方には2通りあります。スッパリと諦め、夢とはまったく関係ない他の職業に就く方法と、憧れ職業の周辺業務・近い業務を狙う方法です。周辺業務・近い業務とは、例えばテレビ局のアナウンサーになりたかったけれどなれないという場合、番組製作会社で働くとか、一般企業に入社して広報部門への配属を希望するなどです。


鏡 清澄(キャリアアドバイザー)


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