電通・高橋まつりさん過労死事件で被害者側弁護を担当された川人博弁護士にご講演いただきました。
過重労働の結果自死した人々の遺書が朗読され、会社の職場環境、労働時間の軽視の実態が、浮き彫りになりました。また、過労死事件後の不適切な会社の対応の実態について説明がありました。
過労死・過労疾病は職場での過重労働と業務不正が同時に発生している企業病理の現れといえます。
過労死等の防止策として「顧客・取引先との関係改善―無理な注文や過剰なサービスはやめる」「ハラスメントをなくすために―軍隊式・体育会系の縦の支配の問題点をなくし良きリーダーシップが悪しきパワハラを駆逐する」「外部からの嫌がらせ・不当なクレームから部下を守ること」などの具体的な示唆がありました。