知っておきたい就活情報

【就活のリアル転載】面接日程変更のお願い 午前中に直接電話すべし 上田晶美(2017/6/26付 日本経済新聞 夕刊「就活のリアル」より転載)(2017/07/03)


「明後日の面接の日を変えてほしいとメールしていいでしょうか?」と学生に質問された。

最終面接が目白押しのこの時期、後から第1志望の会社から連絡が来て、その他の面接とかぶってしまうということはよくある。確実に受かる約束もないから、第2志望以下の会社の面接も受けておきたいところだ。心証は悪くなるが変更してもらえればラッキーと思って、連絡してみるしかない。

ただ、ちょっと待ってほしい。メールではだめでしょう。電話をかけよう。電話しづらいのはわかるが、差し迫った明後日のことだ。採用側も忙しいので、メールを見るのが遅くなったり、見落としたりということが考えられる。

こういう事例を大学の就活指導の時に教えると「忙しい時だから、電話は迷惑ではないか」とか「忙しくて電話に出られないかもしれない」という質問が来る。

確かにその危険性もあるが学生側も大事な時だ。なんとか電話で変更をお願いし、その押さえとしてメールをするのが良いだろう。相手の迷惑を考えるというのは大事なことなので、気遣いある電話をしたいものだ。

では、何時ごろにかけたらよいか。こう聞くと学生の大多数が「正午ごろのお昼休み」と答える。それこそ迷惑というものだ。人事担当もお昼を食べて休憩している。電話番がいるかもしれないが、手薄な時間帯になる。

朝早いのはどうか。始業と同時は困るが、15分くらいたってからだとよいかもしれない。無理でないなら、午後よりは午前だ。午後は面接もたけなわになっているだろうから、電話に出られない確率が余計に高くなる。

電話したら「もしもし」ではない。すぐに名乗る。大学名とセットにして名乗ろう。携帯電話、スマートフォン世代は名乗らない癖がついている。登録した名前が表示されるから誰からの電話かすぐにわかるし、電話に出る人は本人以外ではあり得ないから、名乗らない習慣がついている。大学名を言えば「就活生だな」とわかって話が早い。

次に「お忙しいところ申し訳ございません」といわゆる「クッションことば」をはさもう。社会人はとにかく忙しいのだから、電話もメールもこの一言を必ず入れよう。相手との間の緩衝材のような役割を果たすのが「クッションことば」だ。これを使うと急に社会人っぽくなる。

今は毎日が最終面接、という大事な時だ。時は金なり。迷わずに電話をかけよう。

 

(ハナマルキャリア総合研究所代表)http://hanamaru-souken.com/


     

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