「インターンシップに申し込まなくてはならないとわかっているのですが、どこにエントリーしたらよいかわかりません」大学3年生が質問してきた。
6月1日に3年生以下のインターンシップの情報が解禁になった。各ナビサイトに掲載された企業の情報が新しい年度のものに書き換えられ、合同説明会がスタートする。いよいよ新学年の就活が実質的に始動するというわけだ。
インターンシップは就活に直結するものとして認識されており、就業体験としての域を超え、就活の本番に組み込まれつつある。早期選考の一つの方法と考えられるほど、重要なものになっている。ならば学生側も心してかからなくてはならないだろう。
今のインターンシップの申し込み時点で、就きたい仕事がわかっている学生はごく一部である。だからこそインターンシップがあり、そこで職業についてリサーチしながら本番のエントリーをするというのが正しいステップと思われるが、そのインターンシップがかなり就職の行方を左右する。
就職情報サイト、キャリタス就活の調査によれば、今年の4年生の4月時点の内々定先は、その約7割がインターンシップ先となっている。まだ就活を続ける学生が多いため実際に就職するかどうかは確定的ではないが、かなりの割合でインターンをした会社、または同業界に就職していくのが現状である。それが悪いとはいわないが、やはりインターン先を選ぶときに躊躇(ちゅうちょ)する理由としては大きいかもしれない。
そこで具体的にインターン先を選ぶ際の手がかりを、私は次のように学生に提示している。「憧れ企業」、「身の丈企業」、「気になる企業」と分けて受けてみるという方法だ。
まずは「憧れ企業」。インターンは大手企業に行けることが醍醐味である。本選考に残る確率が低いような難関企業は、運よくインターンに行って認められれば内定の確率が上がるので「憧れ企業」から受けてみよう。
次の「身の丈企業」とは、自分と同じ大学の学部の先輩たちが入っている企業、学内に案内が来ている企業など。自分の学部学科の勉強内容から関連づけて選ぶと企業側から関心を持たれやすい。自己PRや学業で力を入れたことなどが志望先に対して説得力を持つからだ。
その次の「気になる企業」は、合同説明会などでたまたま出合った企業で、担当者の印象が良かったような企業。視野を広げるために受けてみてはどうだろうか。
まずは「憧れ企業」を最優先にしていくと、モチベーションが上がる。大手企業狙いとも取られそうだが、インターンシップは就活のスタート。足踏みしていないで、まずは憧れ企業からエントリーし、視野を広げていこう。
(ハナマルキャリア総合研究所代表)http://hanamaru-souken.com/