当センターの第13回総会を大阪府立労働センター(エル・おおさか)南館5階ホールにて開催いたしました。
藤原 安次理事長からの開会挨拶の後、大阪労働局 職業安定部職業対策課 課長 宮田 利雄 さん、大阪府商工労働部 労働政策監 小川 勝 さん、部落解放同盟大阪府連合会 執行委員長 赤井 隆史 さんから、それぞれご祝辞をいただきました。
議事においては、2023年度事業・決算報告、2024年度役員選任、事業・予算計画等の6議案が提案・審議され、全て承認・可決されました。
なお、本総会をもって当センター設立以来約12年間にわたり理事長を務めた藤原 安次氏が退任し、総会後の理事会において、新たに津組 修氏が理事長に就任しております。
総会終了後は、同会場において、当センターの認証制度により2023年度に新たに認証を受けた会員企業に対する認証書授与式が行われ、津組理事長より次の4企業に認証書が手渡されました。
<2023年度・新規認証企業>(4企業)
クボタワークス(株)、(株)クボタスタッフ、近鉄不動産(株)、近鉄百貨店(株)
総会に引き続き記念講演を開催しました。
国際人権法をはじめ人権問題、差別問題の現状と課題について研究され、特に、差別撤廃・人権確立のために必要とされる社会システムのあり方や政策について造詣の深い近畿大学の北口末廣さんにご講演いただきました。
今回の講演は、昨今、社会でも注目されている国連「ビジネスと人権に関する指導原則」を切り口に、企業が社会の現状を正しく認識するとともに、今後、人権尊重の取組みをいかにビジネスチャンスへとつなげていくか。また、企業が指導原則に基づく人権尊重の取組みを具体的に進めていく上での課題などについて、豊富な事例やデータなどにより、具体的かつ丁寧に解説いただきました。
(講演目次)
1.「指導原則」実践の前提としての情報・人権・時代認識
2.「指導原則」実践企業としてマイクロアグレッションへの気づきを
3.ビジネスと人権に関する指導原則と企業の課題